Furuta Architect
古田アーキテクト 株式会社
いま見られる全容が整ったのは、乱世の世が落ち着いた1617(元和3年)年 城主は、本多 忠政.
確率論的地震予測地図:確率の分布
今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率
2016(平成28)年 繰り返した震度7の巨大地震。熊本地震 益城町 前震は4月14日午前9時26分に発生、16日午前1時25分に本震の発生。
●直下型地震
首都圏の地下で起こるマグニチュード(M)7級の地震。30年以内に70%の確率で起こるとされる。政府は冬の夕方に都心南部を震源として発生する場合を最悪のケースと考え、最大2万3千人の死者、61万棟の建物の全壊・焼失などの被害を想定している。
2019年版
耐震フォーラム
基調講演〉
「逃げる必要のない建物とまちを目指して~自助・共助のためにできること~」
工学院大学建築学部教授、総合研究所 都市減災センター長
久田 嘉章 氏
〈講演〉
「段階的補強の方法論と事例について」
特定非営利活動法人 耐震総合安全機構 理事
佐藤 寿一 氏
〈体験型企画〉
「地震体験VR~VRで地震の怖さを体験しよう~」」
白山工業株式会社 防災啓発グループ長 黒田 真吾 氏
株式会社日建設計 構造設計一級建築士 福島 孝志 氏
株式会社ジオクリエイツ 代表取締役 本田 司 氏
〈講演〉
「大地震から首都東京を守る~緊急輸送道路沿道建築物の耐震化に向けた都の取組~」
東京都都市整備局 市街地建築部 建築企画課
耐震化推進担当課長 富永 信忠
「いつか来るその日のために首都直下地震に備えて今できること」
都民の皆様に、住宅の耐震化の重要性を考える機会としたいことを目的とした講演会でした。
〈基調講演〉
「次の震災について本当のことを話してみよう。」
名古屋大学減災連携研究センター長・教授
福和 伸夫 氏
〈講演〉
「熊本地震・座屈マンション救助活動」
熊本市消防局 東消防署警防課 警防課長代理
吉本 直樹 氏
〈体験しよう〉
「振動実験!ぶるる」
名古屋大学減災連携研究センター長・教授
福和 伸夫 氏
〈講演〉
「いくらかかるの?耐震化
~助成制度と成功事例~」
東京都都市整備局市街地建築部建築企画課
耐震化推進担当課長 富永 信忠
・揺れに耐える力
耐震とは、揺れに対して踏ん張る力のことです。わかりやすく言うと、<頑丈で倒れにくい家>ということになります。 品確法(住宅の品質確保の促進等に関する法律)の住宅表示では3段階の耐震等級を定めてめやすとしています。耐震等級1が建築基準法と同じ、等級2、等級3となるほど、耐震性は、高くなります。
・耐震住宅とは
耐震住宅とは、構造用合板、金具、テープなどを使って壁などを補強し建物全体の強度を高め、地震の揺れに強い住宅を言います。
耐震方式によっては、一度目の強い揺れに対して強度を保てても、二度目は強度が落ちることがあります。強い地震にあった後は住宅補修などの費用が発生します。
・揺れを逃がす力
揺れにたいして力で踏ん張るのではなく、揺れが建物に伝わらないようにする方法、それが免震です。たとえば鎌倉の大仏は、台座と仏像が切り離されているため、地震が来ても直接ゆれが伝わるのは台座だけで、大仏様は無事なように設計されています。これと同じ理屈で、建物と基礎の間に免震装置を入れて、揺れが建物に伝わらないようにするのが免震です、しかしこの方法には多額の費用がかかるという難点があります。
・免震住宅とは
免震住宅とは、住宅の基礎と建物の間に免震装置(ローラーやゴム)を挟んだり、屋上に免震装置などを置いて地震の揺れを抑えたり、揺れを建物に伝えない装置を備えた住宅です。揺れそのものが小さくなるので、建物だけでなく家財の被害も抑えられます。ただし、設置費用が高く、強い地盤が必要などの条件があります。
・揺れを吸収する力
地震のエネルギーに対して力で対抗する「耐震」、切り離そうとする「免震」。そのどちらでもなく、エネルギーをすいとってしまおうとするのが『制振』です。建物の骨組みに組み込まれた制振装置が、地震のエネルギーを吸収して熱に変え、揺れを抑えます。
免震装置が数百万円のコストを要するのに比べ、制振装置は百万円以下(新築住宅・建築面積25坪程度)で済むの場合が多く経済的な地震対策と言えます。
・制振住宅とは
制振住宅とは、ダンパーなどの装置を用いて地震エネルギーを吸収して揺れを軽減する装置を備えた住宅をいいます。免震住宅より設置費用が安く、耐震住宅のように一度の強い揺れでも壊れにくく、数回の揺れにたいしても耐震強度が落ちないなどの特徴があります。